第11号(平成23年9月号)
藤井もとゆきご挨拶
9月2、3日、大型台風12号が近畿から中四国を襲いました。奈良県十津川村などでは、東日本大震災の巨大津波にも匹敵する土砂、濁流が襲い甚大な被害が発生し、またしても大切な人命が失われました。鹿児島新燃岳の噴火、東日本大震災の地震、巨大津波、原発事故、そして今回の台風と豪雨。
この列島の自然は、私たちに豊穣な国土を与えてくれ、豊かな日本を創り上げてくれました。その同じ自然が、一転、大災害をもって国民を苦しめてもきました。しかし、「試練は忍耐を生み、忍耐は練られた品性を生み、品性は希望へとつながる」といわれます。日本人は東日本大震災でも、冷静に、秩序と平穏を守り、海外メディアから賞賛を浴びました。それもまた、この自然、風土が与えてくれたものともいえましょう。この日本魂ある限り、わが国は早期に再生できると確信します。
延長国会も8月31日に閉会。いわゆる菅総理の退陣3条件となった第二次補正予算、再生エネルギー特別措置法、特別公債法も、参議院ではこれら法案の成立を阻止すべしとする強硬意見もありましたが、なんとか成立。予定通り菅総理は退陣、野田内閣が誕生しました。果たして、この国の再生を期待することのできる政権となり得るかどうか。
野党が多数を占める参議院の厚生労働委員会野党筆頭理事として、新政権の対応を厳しく監視し、今、何が優先されるべきか、是々非々をもって国民のための政策を勝ち取って行きたいと思います。
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