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第17号(平成25年4月号)

期待高まる再生医療

この通常国会で、議員立法により提出された「再生医療推進法」が衆議院で可決、承認され、今、参議院側に審議の場が移っています。推進法では、世界に先駆けて、国民がiPS細胞やES幹細胞を用いた再生医療の恩恵を受けられるよう、再生医療技術の研究開発の推進、普及、倫理や安全性や倫理の確保などの必要な施策を推進することを国に求めています。

山中教授が作り出したiPS細胞のノーベル賞受賞を機に、今、再生医療は現実的な最先端医療として,日本国民、いや世界中の人々の大きな期待を集めています。ES幹細胞については万能細胞として数年前から話題になってきましたが、iPS細胞はどのような点が優れているのでしょうか。どちらも損傷した人の組織や神経細胞を再生させるのですが、ポイントは、ES幹細胞が受精卵から作られるため倫理的な問題があること、また再生臓器を移植した場合、拒否反応が出る可能性が高いこと、それに対しiPS細胞は、臓器や組織になり、もはや分化を停止した細胞をリセットして、受精卵と同じように人体のあらゆる臓器、組織に分化する能力を持たせたもの、したがって、自分の体細胞を使用すれば、拒否反応も心配せずに誰でも再生医療を受けられる、という点にあるということです。

科学の進歩、発展は本当に素晴らしいものです。再生医療を武器に、世界に冠たる科学創造技術立国を成し遂げたいものです。