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第19号(平成25年11月号)

もう師走、でも忙しい国会

早いもので、もう師走。街には年末恒例となったイルミネーションが輝き始めました。

10月15日、臨時国会が召集され、この国会での常任委員会の議長指名、特別委員会の設置が決定されました。新たな特別委員会として「原子力問題特別委員会」が設置され、私がその委員長を仰せつかりました。原発に対する安倍内閣の基本方針は、原発を稼働させつつ、他の代替エネルギーの開発を進め、原発への依存度をできるだけ縮小してゆく、というものです。しかし、小泉元総理が原発ゼロとすべきとの発言をされ、注目されました。その一方で、先の大島での豪雨被害、フィリピンのレイテ島での台風30号による大災害など、地球温暖化の影響が心配され、原子力エネルギーの重要性が改めて認識されるなど、原子力問題は大変難しい問題です。良識の府である参議院として、どのような方向性を打ち出せるか、議長としての役割の重さを感じています。

この通常国会には、2つの薬事法関連改正法案が上程されました。一つは、医療機器の特性に応じた薬事規制の見直し、そして再生医療等製品の品質、有効性、安全性確保のための規定を新設するための法案、もう一つは、医薬品のインターネット販売に係る薬事法の改正です。特に、ネット販売の問題は、今年の1月に最高裁判所判決が出てから10か月、様々な議論がなされてきました。結局、スイッチ直後OTC薬と毒劇薬については対面販売を必須とする形で薬事法案が作成されました。この規制は最低限の規制であり、ネット解禁になる一般用医薬品の新たなルールに関する省令がどのような形になるか、見守ってゆきたいと思います。いずれにしても、法も人の作るもの、その時代、社会の動きを見て、絶対に守るべき規制と、改革すべき事項を的確に見極めてゆくのも政治家の役割でしょう。