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第26号(平成27年9月号)

こうのとり5号機

8月19日、「こうのとり5号機」が打ち上げられ、24日、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功しました。

「こうのとり」の役割は、ISSに、必要な物資を輸送することです。2011年に、それまで物資輸送の役割をしていたスペースシャトルが退役。退役後、NASA(アメリカ航空宇宙局)は、外部委託することにし、主としてNASAから委託された米国の民間企業が無人宇宙補給機を打ち上げてきました。しかし、最近では、昨年10月、今年4月、2回打ち上げられましたがいずれも打ち上げ直後にロケットが爆発し、失敗。この2度の打ち上げでは、千葉工大の流星観測カメラが積みこまれていましたが、この失敗で貴重なカメラも失われてしまいました。この米国の失敗の他に、今年7月に打ち上げられたロシア船も、打ち上げ後制御不能になっていました。

そんな状況の中で、我が「こうのとり」が活躍を続けてきました。2009年9月11日、「こうのとり1号機」がISSに16.95トンの荷物を運ぶのに成功。続いて2011年1月22日、2号機、2012年7月21日、3号機、2013年8月4日、4号機の打ち上げに成功、役割を果たしました。

そして今年8月19日、種子島宇宙センターから宇宙飛行士の水や食料、生活物資、実験装置など約5.5トンを積み込んだ無人補給船「こうのとり5号機」が、 官民挙げて開発したH‐UBロケットによって打ち上げられました。24日、「こうのとり5号機」は、油井亀美也宇宙飛行士が操作するロボットアームにキャッチされ、ドッキングに成功しました。

小惑星探査機「はやぶさ2」、そして無人補給船「こうのとり5号機」の打ち上げ成功。私は、科学技術担当副大臣として、これらの打ち上げに立ち会い、日本の宇宙技術、科学技術の素晴らしさを目の当たりにすることができたのは、本当に幸いなことでした。