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第21号(平成26年5月号)

違法ドラッグ

日本医薬情報センター理事長 村上貴久

「違法ドラッグ」と言われているものがあります。ハーブなどと言っていますが、中身は麻薬(または覚醒剤)類似の化合物を植物にしみこませたものです。

麻薬に指定されますと、厳しい規制がかかり、販売授与はもちろんのこと、持っているだけでも処罰の対象になります。このため、麻薬に相当するものについては、依存性(中毒になる)があること、精神毒性があることなどを専門家の会議で厳密に審議し、指定してきていました。ところが、「違法ドラッグ」の開発者は、麻薬にメチル基や水酸基をつけるなど、ほんのちょっと違う化合物を合成して、この新しい化合物が麻薬指定を受けるまでの間売り抜けるという商売をしているのです。

もちろん、得体の知れない化合物を吸引あるいは摂取して気持ちよくなろうとするのは間違いですし、そんなものを摂取したら命に危険が及ぶ可能性もあります。医療に用いられる薬剤は、十数年の年月と数百億円のお金をかけて安全性と有効性を確認しますが、違法ドラッグはそんなことはやっていません。言ってみれば、違法ドラッグ使用者にとって、毎日が人体実験のようなものです。しかし、違法ドラッグ愛好家はそんなことは気にしません。要は気持ちよくなればよいのです。ネットにはいってみると、「AというドラッグはBよりも高揚感があるが、吐き気が強く出る」など、違法ドラッグ常習者のたわごとを目にすることができます。自分の人生を棒に振っているのに、愚かな人たちですが、彼らが、まだ違法ドラッグに染まっていない若者を悪の道へ引きずり込むのだと思うと、哀れんでばかりはいられません。

このような違法ドラッグの蔓延を厳しく取り締まるため、藤井先生のご指導、ご尽力により、昨年、「麻薬・向精神薬取締法および薬事法の一部を改正する法律」が成立しました。この改正の趣旨は、違法ドラッグ取締の権限を麻薬取締官に与えるものです。また、昨年末には、類似化合物を次々に違法ドラッグとして売る、いたちごっこを断ち切るため、包括指定の制度も導入されました。引き続き、麻薬・違法ドラッグの分野においても、国民を守るため、藤井先生がますますご活躍されますようにお祈りします。