HOMEへ戻る
参議院議員藤井基之からのメッセージ
参議院議員藤井基之のプロフィール
参議院議員藤井基之の政策
会長挨拶
会長挨拶  
会長挨拶
もとゆき会の活動報告
広報資料
もとゆきライブラリー>かわら版コラム

第35号(平成30年4月号)

渡る世間、善人ばかり

もとゆき会会長 中通慎二

会社を辞めてはや7年。組織から離れ、その寂しさと開放感を味わう身になったが、縁あって、いろんな会社、団体とお付き合いし、様々な方と親交を得た。当然ながら、会社ごとに規模も違えば気風も違う。ともすれば、交際範囲が狭く息苦しい大企業では味わえない経験も。

今回はその一端を。

A社は、ある本業の好業績を契機に、今や医薬品開発に乗り出している。本業のおかげで、何せ鼻息が荒い。医薬品ビジネスでは、開発、生産、申請など随所に重たい決断がいるが、ここでは、社長の懐の広さもあって、何事も即断即決。組織や予算の壁もない。人数が少ないせいで、一人が伸び伸びと何役もこなし成長も早い。大企業の安定感もいいが所詮は歯車人生。こんな生き方もいいな、と時々、会議の末席で独りごちている。

B社社長は70歳超の超ワンマン。営業所が東京、大阪、仙台にあるが、何事も社長の参画、判断がなくては進まない。なんでも昔、信頼していた部下が自分の目を盗んで悪事を働いた由。でもこのパワー社長、社員への思いやりも人一倍で、みんなから、オヤジさん、と慕われている。先日も、内々に中年域に達した男性社員の縁談を頼まれた。時々電話があるが、用件の後、必ず「例の件、どうなってるやろ」。どうも用件は、隠れ蓑みたいな気がする。

団体Cは、いくつかの国公立研究所OBで構成するNPO法人。重症感染症撲滅や公衆衛生普及に国内はもとより国際機関と連携下、世界各国で活動している。現役時代は、学会や行政に名を轟かせた猛者も、今や好々爺。報酬はわずかでも気宇はすこぶる壮大。私利私欲を忘れて公益に資する日本男児の気概に触れて、もと社益人間としては、反省と感激と。

数年前、拙宅近くで大型施設の建築話が舞い込んだ。早速、ご近所有志で反対同盟を結成、お付き合いの輪ができた。教授、判事、地元名士など異なる人生を紡いできた面々との居酒屋決起集会は、話が弾んで即座に同窓会の趣き。道端で交わす「こんにちは、体調どうですか」は、ささやかでも晴れやかな気分に。因みに大型施設は有料老人ホーム。すでに完工し、当方の希望も考慮された構造になっているが、高額で入れそうにない。このホームを眺めながら、ご近所とお茶しつつ余生を送るのも悪くない気がする。