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第14号(平成24年7月号)

方眼罫のノート

もとゆき会 幹事 山下敬三

旅が好きというのは誰しもでしょう。

私の場合、仕事柄、JICA,JICWELS、WPROなどの海外関係者と触れ合ったことが大きなきっかけとなり、自ら予定を組んでアジアの暖かい場所をリピートするようになりました。

それが続いてくると、現地で働く邦人の方とお友達になったりします。邦人子弟を対象とする塾の経営者ですとかフリーランスの報道関係者、和風居酒屋のチーフなど様々です。

私の旅の記録方法は、方眼罫のB5版ノートとカメラです。現在のカメラは手軽で良質な仕上がりとなっておりとても便利ですね。

先日、相当量の過去の方眼罫ノートを整理していますと、懐かしい出来事がいろいろと思い出されてきました。

アフガニスタン在カブール保健省に医薬品行政専門家として派遣されていた頃の方眼罫ノートからは、砂塵の街と樹木の無い山脈、水の出ないホテル、お会いした保健省幹部の方々など、昨日のように蘇ってきます。今でも必須医薬品計画責任者とはメール交換させて頂いています。PCは本当に便利ですね。

帰国便は、カブールからUN機でイスラマバードへ、次いでカラチ、バンコクを経由しましたが、このときは流石に草臥れました。

次の方眼罫ノートでは、草臥れたせいか残務処理が終わるや否やタイ国北部にあるチエンセーンに休養と称して出かけています。

チエンセーンは、所謂ゴールデントライアングルに連なるのですが、メコン川に港を有する古都で中国貨物船の行き来も頻繁です。

街は静かで古跡も多く、バンコクとはタイプの異なる文化を保持しているようです。早朝、靄のなかの古跡をぶらぶらしていますと精霊が降りてきたかのような幻想に捉われたりもします。

その2年後、バンコク滞在中にタクシン政権に対する軍事クーデターが発生し、出国をどうしようとか酷い目にも合いましたが、それらも方眼罫ノートのお陰で思い出の糧になっています。これからも方眼罫ノートを増やしていければ幸いと存じます。