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第27号(平成27年12月号)

い ま 想 う こ と

(公)医療機器センター 石黒 克典

もう師走。年々一年が早い。口癖になっているのか、また言っていると娘に言われる。

今年も一年が過ぎようとしている。何をしたのかと考えても、これといったことが浮かばない。それでも何かないかと考えてみると、原稿書きに追われていたと思うくらい。医療機器規制の解説ものなのだが、いくつかの原稿書き。いま手引書に取り組んでいる。大変だけど、何となく楽しくもあり、形が見えると嬉しく、しばらく、そこに浸っていたいという気分にもなる。

そんな中、数年ぶりに家族でした旅行はまだ鮮明に記憶に残っている。秋口、函館に行ってきた。学生時代一度行ったことがあり、函館山からの夜景はいまでもはっきりと覚えている。 北海道の食べ物、グルメと歴史を感じさせる町並み、それに自然。今回も大いに満足した。

もう一つ。11月の初め、認定セミナーの講師として大阪に行き、その帰りに京都に寄った。近場でお寺と少し紅葉を見ることが出きればと思い、京都駅近くの東寺と東福寺に行くことにした。東寺は空海縁のお寺。そこでは日本の古を感じ、満足した気分になった。

  

また、東福寺へは京都駅からJR線で一駅、東福寺駅で下車、そこから歩いて行く途中、少し紅葉を見ることができ、来て良かったなと思いつつ、東福寺に着いてびっくり。まだ十分深まっているとは言えないが、緑のなかで紅葉と黄葉がとても映えていた。とくに紅葉の紅の鮮やかさに見惚れ、その場の雰囲気に浸っていると、ふと違和感を覚えた。気づけば、周りはほとんどが外国人。中国人や韓国人。日本のお寺に来ているのに、ここはどこなのかと思わせる雰囲気。景色は日本なのに、人は外国人ばかり。いずれ日本は外国人だらけになってしまうのではないかと危惧というか危機感をもってしまう。

そんな中、ふと見ると“めちゃ、きれい”と言いながら、華やいでいる和服姿の女性をちらほら見かけ、ほっとする思いとちょっと困惑する思いを感じるひと時を過ごした。

 いま、医療機器産業を見ると、国をあげて取り組まれ、国産初の画期的な医療機器の開発・産業化が望まれている。しかし容易ではない。“下町のロケット”のようにピカッと光る日本独自の技術を発掘し、育てていくにはどうしたら良いのかと想うこの頃である。

い ま 想 う こ と