第37号(平成30年12月号)
クラシック音楽の演奏会
もとゆき会会員(日本医療機器協会事務局長)橋健次
私の趣味は、クラシック音楽の演奏を聴きに行くことです。私のクラシック音楽との出会いは、私が4歳か5歳の頃、家にあった昔のレコード盤をレコードプレーヤーの上で回して遊んでいたことがきっかけです。古いレコード盤が動くとき、単なる盤のしみがまるで怪獣が踊っているように見えて、子供心に興味深く、また、耳でもプレーヤーから流れる音楽を覚えて、いつの間にかクラシック音楽にハマってしまった、というものです。
その演奏会ですが、最近は大編成のオーケストラよりも、ピアノソロリサイタルや、こぢんまりとした音楽喫茶などで開かれるコンサートに、時間をつくって聴きに行くことを楽しみとしています。
さる11月18日の日曜日の夜7時、東京都文京区内のテレビや雑誌にも紹介をされて有名な音楽喫茶で開かれたコンサートに足を運びました。その時にふと、この「もとゆきかわら版」の原稿のことを思い出しまして、当初こちらに書く予定の内容を変更して「そうだ、この演奏会のことと写真をぜひ載せたい」と思ったのです(笑)。
このような演奏会の良さは、演奏する場所と客席の距離が近く、演奏者の表情を間近に見ることができて、また、息づかいが聞こえてくるような、そんな臨場感を楽しむことができることでしょう。また、その場でいま、音楽が生み出されて、奏でられるのを聴くのはCDにはない魅力です。
当日の演奏者も以前からの知り合いで、演奏終了後の会話もまた楽しいものです。写真は素晴らしい演奏を披露されました、「トリオダンシュ フロム オランダ」のメンバーです。
左からファゴットの江草智子さん、オーボエの太田愛美さん、クラリネットの岩渕仁美さん。皆さん、有名音楽大学を卒業し、名前の由来でもあるオランダの名門マーストリヒト音楽院に留学し、ともに研鑽を積んだ間柄で息もピッタリ。現在は国内を拠点として演奏活動に励んでいる実力派です。
私のこの拙い文章をお読みくださっている皆さんも、まだでしたらぜひ一度、クラシック音楽の演奏会に足を運ぶ、又はCDを聴いてみてはいかがでしょうか。
クラシック音楽の「食わず嫌い」というか「聴かず嫌い」はじつにもったいないと思います。
また、コンサート選び、クラシック音楽の入門としてどの曲から聴いてゆけばよいか、などは誌面に書き切れません。ご興味のある方と“音楽談義”に花を咲かせたいですね。
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